以下、蛍月の妄想活劇となっております。
キャラの設定は一応守ってるつもりですが、「いや違うし！」とかありましたらご一報を(汗)

・・・

「あうー……」
　顔を真っ赤にしている渡会・綾乃と、これまたマンガみたいな顔になってる鋼誠（でもしっかり食べてる）。２人を見る嘉凪・綾乃は満足げである。
「むー、恥ずかしい……」
　――だが。ここで思わぬ反撃が来る。
「……で、綾乃ちゃんは功刀先輩にしてあげないの？」
「……へ？」
「だから、功刀先輩にあーんってしてあげないの？」
「……」
　今度は嘉凪・綾乃が固まる番だった。
「え、いや、そのー……」
　ちらりと伊知郎を見る嘉凪・綾乃。伊知郎は何やら穏やかな微笑みを浮かべていたが、嘉凪・綾乃の視線に気が付き「どうかしたか？」と目で訊いてくる。
「……えーっと」
「してあげない、の？」
　何やら妙に圧力を感じるのは何故だろう。そして、この流れは……
「い、伊知郎？その……」
　おずおずと箸を手に、自分の弁当箱からおかずをつまむ。そして――

――この先を語るのは、野暮に違いない。