TW2:シルバーレインのキャラに関するページ。ピンとこなかった人は今すぐ戻った方が良いかと…
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
倒れない。
絶対に、ここは通さない。
絶対に、ここは通さない。
・・・
…どれだけの時間が経っただろう。
何度も戦い、何度も倒され…もう、あらゆる感覚がマヒしていた。
「…カタ…」
不意に、聞き慣れた音が聞こえた。骨がぶつかる、軽く硬い音。
「…アニキ」
感覚が急激に戻る。辺りの風景は拠点…どうやら、逆侵攻阻止が限界に達し、一度拠点に下がったらしい。誰かに運ばれたのか、自力で下がったのか…それすらも曖昧だった。
ただ一つ、分かるのは。
「…体、治ってる。重傷は、負わずに、済んだんだね…」
自分は、まだ戦える。自分が戦えるなら、兄も。
「守るには、足りない…なら、せめて…『守る力』の、力に」
「…カタ…」
兄が反応を見せる。それは、傍目には分からない―だが、絆で繋がった兄弟同士だから、分かる。
その通りだ、さあ行こう。と。
「大丈夫かい?立てる?」
「…うん。行くよ、アニキ」
近くにいた能力者が、声をかけてくる。薫は頷くと、休憩により力の戻った体を立ち上がらせた。
「『守る力』の助けに、少しでもなるように…少しでも、皆を守るために」
埃を払って、戦場を見据える。間もなく、作戦も再開される。
そうすれば、薫は再び戦場に立つ。少しでも多くの仲間を助けるために。
「奴らは…通さない」
薫の様子を見て、兄は力強く頷いた。
何のために戦うのか。
誰のために戦うのか。
少年は、もう迷わないだろう。
兄もまた…心置きなく、その刃を振るうのだろう。
…どれだけの時間が経っただろう。
何度も戦い、何度も倒され…もう、あらゆる感覚がマヒしていた。
「…カタ…」
不意に、聞き慣れた音が聞こえた。骨がぶつかる、軽く硬い音。
「…アニキ」
感覚が急激に戻る。辺りの風景は拠点…どうやら、逆侵攻阻止が限界に達し、一度拠点に下がったらしい。誰かに運ばれたのか、自力で下がったのか…それすらも曖昧だった。
ただ一つ、分かるのは。
「…体、治ってる。重傷は、負わずに、済んだんだね…」
自分は、まだ戦える。自分が戦えるなら、兄も。
「守るには、足りない…なら、せめて…『守る力』の、力に」
「…カタ…」
兄が反応を見せる。それは、傍目には分からない―だが、絆で繋がった兄弟同士だから、分かる。
その通りだ、さあ行こう。と。
「大丈夫かい?立てる?」
「…うん。行くよ、アニキ」
近くにいた能力者が、声をかけてくる。薫は頷くと、休憩により力の戻った体を立ち上がらせた。
「『守る力』の助けに、少しでもなるように…少しでも、皆を守るために」
埃を払って、戦場を見据える。間もなく、作戦も再開される。
そうすれば、薫は再び戦場に立つ。少しでも多くの仲間を助けるために。
「奴らは…通さない」
薫の様子を見て、兄は力強く頷いた。
何のために戦うのか。
誰のために戦うのか。
少年は、もう迷わないだろう。
兄もまた…心置きなく、その刃を振るうのだろう。
PR
この記事にコメントする
ここの管理人
HN:
蛍月
性別:
男性
自己紹介:
このブログを管理する者であり、柚之葉・薫(b68352)と鬼頭・鋼誠(b70561)と眞我妻・姫香(b76235)と玉城・曜子(b76893)の背後に当たる人。大体男2人に滅多打ちにされてる。
※このブログで使用されるキャラクターイラストは、株式会社トミーウォーカーのPBW『TW2:シルバーレイン』用のイラストとして、管理人『蛍月』が作成を依頼したものです。
イラストの使用権は管理人『蛍月』に、著作権は各イラストマスター様に、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
カレンダー
02 | 2025/03 | 04 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
30 | 31 |
ブログ内検索
P R