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TW2:シルバーレインのキャラに関するページ。ピンとこなかった人は今すぐ戻った方が良いかと…
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笑えよ。
男子たるもの、しょぼくれた顔をするものじゃない。

 ―人里離れた山の中を、一人の男が歩いていた。
 巷では『黄金週間』などと呼ばれる、大型連休。学生たる彼―鋼誠もまた、その恩恵にあずかっている。
「―丁度良いところに休みが入ったな」
 人の手が入らず、荒れ果てた山道。鬱蒼とした空気の道を、鋼誠はさして歩き辛いといった風もなく進む。
「それにしても…久しぶり、だな」
 独り言を呟きながら、彼は進む。

 ―彼の過去が眠る、かの地へ。

・・・

 木々に覆われた山道を抜け、やがて開けた場所へ出た。辺りは伸び放題の草に満ちていたが、それでも頭上を覆う木が無い分、そこには解放感さえ感じる。
 その広場の中央には、古びた寺が今も佇んでいた。数年前に訪れた時以来人の立ち入った形跡はなく、当時よりさらに寂れて見えた。
「―む」
 一歩前に出た瞬間、鋼誠はふと寒気を覚えた。それは以前にも感じた、雨に冷えた体をなお凍らせるかのような悪寒。
「……」
 鋼誠は無言でイグニッションカードを取り出し、寺の中へ立ち入る。

 中もまた、当時と変わらない―否、さらに朽ちているだろうか。
 そんな部屋の奥―以前と同じ位置に、『それ』は居た。
「―お前、やっぱ逝ってなかったか」
 ボロボロの袈裟をまとった、住職らしき地縛霊が振り向く。
 空ろとなったその目が、鋼誠を見据える。眼などもう、朽ちて落ちたというのに。
「今度は逃がさねえ」
 カードを顔の高さへ。あたかも、そこに封印された力を、住職を睨む視線と共に投げかけるように。
「引導を、渡してやるよ」

「[起動!]」

(後編に続く)

・・・

…そう、昨晩の後日談です。
鋼誠君は、昨晩の一件で何かふっきれたようです。
そこである目的のために、因縁の廃寺に訪れたのですが…

…何故前後編に分けたかと言うと、全体の流れは決めてるのですが一つ迷っていることが。
そう、鋼誠君一人に全てを任せるか、少し人を呼び偽シナ(風)にするか。

個人的には偽シナ(風)にしたいです。
が、残念ながら背後の文章力がコレですので、人を呼ぶのが失礼な気がしまして…(滝汗)
まあ、鋼誠君に任せても何の問題も無い話の展開ですので、適当に考えておきます。

最後に。
昨晩は、本当にありがとうございました。
暖かな皆様へ、最大限の感謝を。
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このブログを管理する者であり、柚之葉・薫(b68352)と鬼頭・鋼誠(b70561)と眞我妻・姫香(b76235)と玉城・曜子(b76893)の背後に当たる人。大体男2人に滅多打ちにされてる。
※このブログで使用されるキャラクターイラストは、株式会社トミーウォーカーのPBW『TW2:シルバーレイン』用のイラストとして、管理人『蛍月』が作成を依頼したものです。  イラストの使用権は管理人『蛍月』に、著作権は各イラストマスター様に、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
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