TW2:シルバーレインのキャラに関するページ。ピンとこなかった人は今すぐ戻った方が良いかと…
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どうも、最近持ちキャラのBUが出来るたびにキモいと評判の背後、蛍月です。
今回は、某所での鋼誠君の発言…「作らせることに意味がある」の裏側を書いてみようかと。
あまり意味深にする意図は無かったのですが…どうしてああなった(汗)
今回は、某所での鋼誠君の発言…「作らせることに意味がある」の裏側を書いてみようかと。
あまり意味深にする意図は無かったのですが…どうしてああなった(汗)
・・・
「―料理を?」
「はい、ぜひ教えてください」
姫香の願いに、鋼誠は怪訝そうな声を出す。対する姫香の瞳は、真剣そのもの。
「そりゃ構わねえが…姫香なら、今のままでも十分だと思うぞ?」
「…!えへへ、ありがとうございます…」
一通り照れた後、「でも」と姫香は続ける。
「この度、学園から『休己』の営業許可をいただきました。なので…来てくださるお客様に失礼の無いよう、作れる料理の種類を増やしたり、質を良くしたりしたいんです」
「ほーん…」
姫香の真摯な言葉に、鋼誠は少し考えるそぶりを見せる。
「…分かった。そこまで言うなら…そうだな、平日は毎日姫香が飯作れ」
「…平日毎日…ですか?」
鋼誠は「おう」と頷くと、説明し始める。
「要は慣れるためだと思えばいい。実際に営業となると、毎日作る事になりかねんからな。
で、作る時は時間を決めて、それに合わせて作るように。慣れたら時間を少し短縮するが、味は落とすなよ」
姫香がメモ帳にペンを走らせるのを確認し、鋼誠は続ける。
「それと、休日は今まで通り俺が作る。この時大事なのは二つ。
俺の作り方を見て、良いと思った点を盗むことと、食べた時にきちんと味を覚えること」
「味を?」
「ああ。これには味を覚えて再現するってのと、どういうのが美味いのかを知ること。二つの目的がある」
サラサラとメモを取りながら「ふむふむ」と頷く姫香。鋼誠はでもって、と続ける。
「正直お前の料理の腕は家庭においては十分だからな。場数を踏んで慣れれば、もっと良くなると思う。
ただ、いきなり何でもかんでもやろうとすると難しいからな、ちょっとずつ慣らしてけ」
「はい、わかりました」
「それと、お前が自主的に練習するなら味見くらいはしてやるよ。
ああ、ついでに夜食も作ってもらうかも知れんが、これは無理にしなくていい。余裕があったらな」
こんなモンかね、と鋼誠が結ぶと、姫香もぱたんとメモ帳を閉じた。
「ではまず、平日のご飯作りから始めていきます」
「おう、頑張れよ。大変だと思ったら手伝うから、慣れるまで無理のないようにな」
はーい、と元気のいい返事を残し、台所へ駆けていく姫香。大方、今日の夕飯の献立でも考えに行ったのだろう。
その背中を見送った鋼誠は、ぼそりと呟く。
「…お前も地獄を見りゃもっと速いんだろうが、そりゃ可哀想だ」
その口元には期待と愛情、そして自嘲と哀愁の入り混じったような笑みが浮かんでいた。
「―料理を?」
「はい、ぜひ教えてください」
姫香の願いに、鋼誠は怪訝そうな声を出す。対する姫香の瞳は、真剣そのもの。
「そりゃ構わねえが…姫香なら、今のままでも十分だと思うぞ?」
「…!えへへ、ありがとうございます…」
一通り照れた後、「でも」と姫香は続ける。
「この度、学園から『休己』の営業許可をいただきました。なので…来てくださるお客様に失礼の無いよう、作れる料理の種類を増やしたり、質を良くしたりしたいんです」
「ほーん…」
姫香の真摯な言葉に、鋼誠は少し考えるそぶりを見せる。
「…分かった。そこまで言うなら…そうだな、平日は毎日姫香が飯作れ」
「…平日毎日…ですか?」
鋼誠は「おう」と頷くと、説明し始める。
「要は慣れるためだと思えばいい。実際に営業となると、毎日作る事になりかねんからな。
で、作る時は時間を決めて、それに合わせて作るように。慣れたら時間を少し短縮するが、味は落とすなよ」
姫香がメモ帳にペンを走らせるのを確認し、鋼誠は続ける。
「それと、休日は今まで通り俺が作る。この時大事なのは二つ。
俺の作り方を見て、良いと思った点を盗むことと、食べた時にきちんと味を覚えること」
「味を?」
「ああ。これには味を覚えて再現するってのと、どういうのが美味いのかを知ること。二つの目的がある」
サラサラとメモを取りながら「ふむふむ」と頷く姫香。鋼誠はでもって、と続ける。
「正直お前の料理の腕は家庭においては十分だからな。場数を踏んで慣れれば、もっと良くなると思う。
ただ、いきなり何でもかんでもやろうとすると難しいからな、ちょっとずつ慣らしてけ」
「はい、わかりました」
「それと、お前が自主的に練習するなら味見くらいはしてやるよ。
ああ、ついでに夜食も作ってもらうかも知れんが、これは無理にしなくていい。余裕があったらな」
こんなモンかね、と鋼誠が結ぶと、姫香もぱたんとメモ帳を閉じた。
「ではまず、平日のご飯作りから始めていきます」
「おう、頑張れよ。大変だと思ったら手伝うから、慣れるまで無理のないようにな」
はーい、と元気のいい返事を残し、台所へ駆けていく姫香。大方、今日の夕飯の献立でも考えに行ったのだろう。
その背中を見送った鋼誠は、ぼそりと呟く。
「…お前も地獄を見りゃもっと速いんだろうが、そりゃ可哀想だ」
その口元には期待と愛情、そして自嘲と哀愁の入り混じったような笑みが浮かんでいた。
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ここの管理人
HN:
蛍月
性別:
男性
自己紹介:
このブログを管理する者であり、柚之葉・薫(b68352)と鬼頭・鋼誠(b70561)と眞我妻・姫香(b76235)と玉城・曜子(b76893)の背後に当たる人。大体男2人に滅多打ちにされてる。
※このブログで使用されるキャラクターイラストは、株式会社トミーウォーカーのPBW『TW2:シルバーレイン』用のイラストとして、管理人『蛍月』が作成を依頼したものです。
イラストの使用権は管理人『蛍月』に、著作権は各イラストマスター様に、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
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